1. はじめに ― 英作文の減点は「パターン」がある
英検や大学受験の英作文で点数を落とす人の多くは、 同じようなミスを繰り返しています。 逆に言えば、よくあるミスのパターンを知って対策すれば、 それだけで5〜10点の底上げが可能です。
自分の英作文を書いた後に、このチェックリストと照合してください。 提出前のセルフ添削ツールとして使えます。
2. ミス10選 + 対策
❌ ミス①:冠詞(a / the)の抜け落ち
❌ I want to be teacher.
✅ I want to be a teacher.
→ 日本語に冠詞がないため、最も多いミス。
→ 「数えられる名詞の単数形」の前には必ずa/theを付けるルール。
❌ ミス②:三人称単数の -s 忘れ
❌ He go to school every day.
✅ He goes to school every day.
→ 主語が三人称単数(he, she, it)のとき、動詞に -s を付ける。
→ 簡単なルールだが、長い文章になるほど忘れがち。
❌ ミス③:日本語直訳の不自然な表現
❌ I think it from my heart.(心からそう思う)
✅ I truly believe that. / I sincerely think
so.
→ 日本語を一語ずつ訳すと不自然な英語になる。
→ 「意味」を訳すのであって「語順」を訳すのではない。
まず日本語の文を小学生に説明するレベルまで簡単に言い換える。 その簡単な日本語を英語にする。これで不自然さが大幅に減ります。
❌ ミス④:時制の不一致
❌ Yesterday I go to the library and
study English.
✅ Yesterday I went to the library and
studied English.
→ 文中で時制がバラバラになるミス。特に長文で多発。
→ 書いた後に「全部同じ時制か?」をチェックする習慣を。
❌ ミス⑤:主語の省略
❌ Is important to study hard.
✅ It is important to study hard.
→ 日本語は主語を省略するが、英語は原則として主語が必須。
❌ ミス⑥:可算名詞を複数形にしない
❌ There are many student in the
classroom.
✅ There are many students in the classroom.
❌ ミス⑦:前置詞の間違い
❌ I arrived to the airport.
✅ I arrived at the airport.
→ arrive は「to」ではなく「at / in」を取る。
→ 前置詞は動詞とセットで覚えるのが鉄則。
❌ ミス⑧:接続詞の乱用(特に「And」で始める文)
❌ I like English. And I study every day.
And I want to go abroad.
✅ I like English, so I study every day. In
addition, I want to go abroad.
→ Every sentence starting with "And" は幼稚に見える。
→ Therefore, Moreover, In addition, Furthermore 等を使い分ける。
❌ ミス⑨:語数不足 / オーバー
「80〜100語で書け」という指示に対して60語しか書かない、または130語書いてしまう。 語数指定は最も基本的な採点基準。 必ず書いた後に数えてください。
❌ ミス⑩:結論を書かない
❌ 意見 → 理由1 → 理由2 → (終わり)
✅ 意見 → 理由1 → 理由2 → 結論(意見の再提示)
→ 英語のエッセイは「結論 → 本論 → 結論」のサンドイッチ構造が基本。
→ 最後に "For these reasons, I believe that..." で締めるだけで印象が全然違う。
3. 提出前チェックリスト
- □ 冠詞(a/the)は正しいか?
- □ 三人称単数の -s は付いているか?
- □ 不自然な直訳はないか?
- □ 時制は統一されているか?
- □ 主語は省略していないか?
- □ 可算名詞は複数形になっているか?
- □ 前置詞は正しいか?
- □ And で始まる文が連続していないか?
- □ 語数は指定範囲内か?
- □ 結論(まとめの文)は書いたか?
4. まとめ
英作文のミスの80%は、この10パターンに集約されます。 特に冠詞・三人称単数・時制の3つは最頻出。 この3つだけ意識するだけで、大幅に減点を減らせます。
書いた後に必ずチェックリストで自己添削する習慣をつけましょう。 「書いて終わり」ではなく「書いて、チェックして、直す」までがライティングです。