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「make」と「let」の違い ―
"させる" のニュアンスを完全攻略

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1. はじめに ― なぜ混同するのか?

英語を勉強していると「make」と「let」のどちらも「~させる」と訳されることがあります。 日本語では同じ「させる」なのに、英語では全く異なるニュアンスを持つ ― これが混同の原因です。

結論から言うと、この2つの違いは「強制(make)」か「許可(let)」かという一点に尽きます。 この記事では、この根本的な違いを豊富な例文とともに解説し、TOEIC・英検での出題パターンまでカバーします。

💡 この記事で分かること
  • make と let の根本的なニュアンスの違い
  • それぞれの正しい文型(語順)
  • 受動態にしたときの違い
  • TOEIC・英検での頻出パターン

2. 核心 ― make = 強制、let = 許可

make + 人 + 動詞の原形 = 「(人に)無理やり~させる」

make は「相手の意志に関係なく、その行動をさせる」ニュアンスを持ちます。 命令・強制・圧力がイメージの軸です。

The teacher made the students rewrite the essay.

先生は生徒たちにエッセイを書き直させた。(強制 ― 生徒の意志は関係ない)

My boss makes me work overtime every Friday.

上司は毎週金曜に私に残業させる。(強制的に)

let + 人 + 動詞の原形 = 「(人に)~させてあげる / ~することを許す」

let は「相手がやりたいと思っていることを、許可する・邪魔しない」ニュアンスです。 許可・自由・放任がイメージの軸です。

The teacher let the students choose their own topics.

先生は生徒たちに自分でテーマを選ばせてあげた。(許可 ― 生徒の意志を尊重)

My parents let me study abroad.

両親は私が留学することを許してくれた

⚠️ 日本語訳の罠に注意

日本語ではどちらも「させた」と訳せてしまうため、日本語から英語に訳すときに間違えやすいポイントです。「その行動は本人がやりたかったのか?やりたくなかったのか?」を考えるのが判断の鍵です。

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3. 一覧比較表

項目 make let
核心のニュアンス 強制(無理やり) 許可(させてあげる)
本人の意志 やりたくないかもしれない やりたいと思っている
文型 make + O + 原形 let + O + 原形
受動態 be made to do ✅ be let to do ❌(不可)
受動態の代替 be allowed to do
イメージ 上司 → 部下、先生 → 生徒 親 → 子ども(許可)

4. 受動態 ― 最大の引っかけポイント

TOEIC Part 5 や英検の文法問題では、受動態にしたときの形の違いが頻出します。

✅ make の受動態

能動態では原形を使いますが、受動態にすると to が復活します。

The students were made to rewrite the essay.

❌ let は受動態にできない

let は受動態(be let to do)にはできません。代わりに be allowed to do を使います。

The students were allowed to choose their own topics.

❌ I was let to go home early.

✅ I was allowed to go home early.

私は早退することを許された。

5. TOEIC・英検での出題パターン

試験では以下のような形で出題されることが多いです。

The manager ______ the team submit the report by Friday.

(A) let   (B) made   (C) had   (D) got

解法:「金曜までに提出させた」→ 強制のニュアンス → (B) made が正解。
※ (C) had も正解になりうるが、ニュアンスは「依頼・手配」。文脈次第で判断。

💡 試験対策チェックリスト
  • make / let の後ろは原形動詞(to不定詞ではない)
  • make の受動態は be made to do(toが復活する)
  • let は受動態にできない → be allowed to do で代替
  • 「強制か?許可か?」を文脈から読み取る

6. まとめ

「make」と「let」の違いは、突き詰めれば「相手の意志に反して強制するか(make)」「相手の意志を尊重して許可するか(let)」という一点です。

この核心を理解しておけば、TOEICのPart 5で迷うことも、英作文で間違えることもなくなります。 受動態の形(make → be made to do / let → be allowed to do)まで押さえておけば、試験対策としては完璧です。

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